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サイバーな生活 編

フランスでの1年間の生活はこんな感じで進んでいます。
1.ワーキングホリデー??
 2001年5月のことです。 半月にわたるカナダ・ウイスラーへのスキートリップから帰って来て海外旅行の醍醐味を味わった私は、以前からの夢であった長期の海外生活を実行に移す為の準備を始めました。 いろいろな手段を考えました。 観光ヴィザで3ヶ月だけとか、日本語の先生とか、海外ボランティア活動とか・・・。 インターネットをメインに情報集めを開始しましたが、最終的に比較的自由が利き、1年間その国に滞在できるワーキングホリデー・ヴィザをを申し込むことにしました。 雪山のあるところに行きたかったので、カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・フランス・ドイツが候補地となりました(ちなみに他に行ける国は韓国・イギリスです)。 まず、行き慣れてるカナダにしようと思ったのですが、年内に行くことが不可能ということが判り断念。 次にフランスを選びました、理由は年内に行くことが可能なのと、ヴィザを取得するのがいちばん難しいとのことだからです。 前年度はなんと6倍以上の高倍率だそうで、当たればラッキーという程度に応募申請しました。 どのような手順を踏むかというと(注:住んでいる都道府県により異なります)
  1. 東京のフランス大使館にヴィザ応募用紙の送付を返信用封筒・パスポートのコピーを添えて申し込み、
  2. 送られてきた応募用紙に所定の事項(動機・渡航時期など)を日本語・英語・フランス語のいずれかで記入(私はもちろん日本語)、フランス大使館に再送付。
  3. 返事が来るまでひたすら待つ! 私の場合、2ヶ月以上かかりました。(5月上旬応募→7月下旬到着)
  4. 行けることになると、フランス大使館から申請用紙などの資料が送られてきます。
  5. ヴィザ申請用紙に名前などの必要事項を(フランス語で)書き、パスポート、航空チケット、海外旅行保険、医師の健康診断書、返信用封筒を添えて再度フランス大使館へ送付します。 このとき気をつけなければいけなかったのが、ヴィザ申請用紙・パスポートは原本、それ以外はコピーを送付するということ、また、書類不備や記入ミスでヴィザをもらえないということはないのですが、やはり、人一倍気を使ってしまいます。
  6. 最後にフランス大使館からヴィザが付けられた自分のパスポートが送られてきます。こうなるともう、いつでもオッケーです。
   詳しくは(社)日本ワーキングホリデー協会のホームページをご覧下さい。

 フランスへ行けることがわかってから、準備に大忙しでした。 フランス語が喋れなかったので現地に着いたらまず最初にフランスの家庭にホームスティして生活に慣れ、語学学校に通いフランス語を勉強することにしました。 場所はスキー場、雪山に近い(この時点では、近いかもしれない)アヌシーという町に住むことにしました。  また、日本を離れるまではやらなければいけないことをこなしたり、送別会を開いてもらったりと渡航の日まで本当にあっという間でした。
  
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2.喋れないぃ??
  さあ、始まってしまいました、フランス生活。 確かにコトバが通じませんでした、通じないということは予想以上に大変なことです、「ボンジュール」も発音が違えばボンジュールではないのです。 しかし、大抵の人は親切です、こちらが伝えたいことをうまく伝えられないでいると、「ユースピ−クイングリッシュ?」と英語モードです。 たまにはオレのフランス語をゆっくり理解してくれぇと思うこともありますが、フランス人は短気らしいです、待ってはくれません。 よく、フランスに旅行に行って英語で話をしても相手は理解した上でフランス語で返してくるとんでもない奴らだ、なんて話を耳にしますが、きっとプライドの高いフランス人のことです。「日本人が俺の国で英語を喋りやがって、まずはフランス語だろう」と思っているんでしょう。 英語ペラペラの方はいざ知らず、私のようにどっちもどっちですと、たいていのフランス人はとても親切です(ただし時間制限付き、前述しましたが、ラテン系は短気です)。
 大抵のところは英語でもオッケーです、特にスキーリゾートなんか下手にフランス語使わない方がよいのでは、と思うくらい英語が飛び交っています。 まぁ、スキーリゾートという場所が特殊すぎますが・・・。 しかし、英語ペラペラの方は少し控えめに喋られるのがよいかと思います、相手はラテン系なので単純です・・・じゃなかった、フランスを、そしてフランス語をまず尊重しましょう。

 あと、笑えないけど笑っちゃう話を… フランスへフランス語を習いに来ている英語圏つまり「英語を母国語」としているヒト達、彼らもフランス語を身に付けたいためにフランス語で喋る機会を少しでも多く持ちたがっているのですが、それよりも多くのフランス人が英語を喋りたがっているため、英語での会話ばかりになってしまうそうです。 そりゃそうだ、私も英語圏の人達と会話する時がありますが、ここぞとばかりに無料のレッスンだと思ってます。 私と英会話するのは別にどーってことないみたいですが、フランス人と英会話というのは彼らにとって深刻な悩みだったりします、実際、フランス語の勉強をあきらめた英語圏の人間を私は知っています。
 
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3.もしもし??

  電話です。 ちなみにフランス語でもしもしは「アロー」です、「ハロー」をハ行の発音ができないフランス人がいうとそうなるのでしょうか、詳しくは知りませんが・・・。 もひとつおまけに「アロアロー」とも言ってました、ウソっぽいですがホントに聞きました、オヤジに多いです。 次に電話番号ですが、10桁です、例えばアヌシーにかける場合、0474××××××となり国際電話でしたら頭の0をとって国番号33を付ける、アヌシーは県番号が74のため3桁目からは74になります。 もっと言うと、郵便番号も74から始まる5桁の数字、クルマのナンバーも74です。 フランス人の友人とスキー場に向かうとき、他県ナンバーばかりで渋滞なんかすると「パリジャンめ」とぼやくのは日本と同じですね。 話がそれましたが次に公衆電話です、犯罪防止のためか街なかの公衆電話はすべてカードのみです。 びっくりするのはテレホンカード、とても厚いんです、別に不便ではありませんが。
テレホンカード
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4.インターネット(しかも放浪しながら??)
  たいてい、どんな町にもインターネットプレイスはあり、webメールなどを通じて日本に住む仲間と連絡を取り合うことは可能です。 が、ちょっと待ってください、フランス言語をベースとするPCは最初の段階で日本語を見ることが出来ません、日本語のPCのキーボードにアクセントの付いたアルファベットがないのと同じことで、当然フランスのキーボードに「あいうえお」はありません。 もひとつおまけにフランスのキーボードはアルファベット配列に関しても日本のそれとは異なります、例えば「A」の場所に「Q」があったりします。 規格の関係だそうですが、素人の我々にはワケ分かりませんです。 全てのOSに予め全世界の言語に対応しておくことって出来ないんでしょうか? アップルもマイクロソフトもそういうところに気を使ってくれるととても素晴らしい企業だと思うのですが・・・。 これ以上ボヤいても仕方ありません、行動に移しましょう。 まずは日本語が読めるPCを置いてあるところを探す、パリなどの大きな町では容易に見つけることが出来るそうです、定住するなら同じ所に通ったり、自宅に回線を設けるなどすればよいですが、私のように定住していなくて、かつ地方にいる者はその都度探す必要があります。 日本語が読めなかったら、店によっては読めるようにソフトをダウンロードしてくれたり、かと思うと、「読めなくて当たり前じゃん、ここはフランスなんだから」という対応をするところもあります、ニャロメ!と思いますがおっしゃるとおりです。 また、交渉次第では自分のPCを直接持ち込むことも可能です、これがいちばんラクですね。 他にも日本語に対応させる手段がいくつかあります、詳しくは専門的に扱ったF2K(フランス通信環境問題)をご覧下さい。 また、最近トラベルメールなるものが出来てそこにアクセスするとそのHP経由で自分のメールをチェックすることが出来るそうです。 非会員だと200円で24時間まで利用できるそうですが、その際に自分のクレジットカード番号を打ち込まなければなりません、人ん家のPCにカード番号打ち込むのってどうなんでしょう・・・。
  蛇足ですが、インターネットプレイスにも種類があります。 1つめは普通のインターネットカフェスタイル、店員さんにお金を支払います。 2つめは観光局などに置いてあるテレホンカードを使うタイプ、電話するのと同じ気軽さです。 3つ目は郵便局に置いてあるタイプ、こちらもテレカを使うタイプと同じですが、郵便局専用のカードを購入する必要があります。
  
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5.買物に行こう!!
  どんなときでも、どこにいても、お腹は空くものです。 フランスにいてもハラは減るので食べ物を買います。 よく、ガイドブックなんかに「フランスはどこに行っても市場を開いているので行ってみるといい」なんて書いてあります。 確かにどんな小さな村でも、どんな山奥のスキー場でも、週に何回か定期的に市場を開いています。 そこにはありとあらゆるモノが揃い、見ているだけでも楽しいものです。 けど、私は利用しません、なぜかというと新鮮な分値段が高いんです。 おまけに道路が通行止めになったり、交通渋滞を引き起こしたりします、貧乏旅行者は見てだけ楽しみます・・・。
 それでは、どこに行くかというと、郊外の大規模スーパーや、街のプチスーパーです。 名前はオーション、ジェアン、カルフール、アンテルマーシェ、ションピオン、カジノ、マーシェユー、などなど。 最近日本でもよく見かける「大規模小売店」ってやつをもうひと回り大きくした感じです。 衣食住と娯楽に関してありとあらゆる物が手に入り、同じ物でも様々な価格で選ぶことが出来ます。 これらのスーパーでは買い物カゴより手押しのカートが大活躍しています。 フランス人たちはクルマでやって来て、カートいっぱいに大量の「モノ」を買っていき、最後にクルマのガソリンを入れ(これも同じ敷地にある)帰っていきます。 スーパーには手さげの買い物カゴがあまりありません、まず最初に広い店内で買い物カゴを探すのに苦労したりします。 私はフランスでは常に旅行者なので、食品を溜めておくことが出来ません。 そのためスーパーにはほとんど毎日行きます、お金がないのでいちばん安い製品を選んだりするのですが、以下に例を挙げると…

 1ユーロ以下で手に入るもの
  • 1`のスパゲッティー
  • 1`のお米
  • 400cのフランスパン(長さにして50cmくらい)
  • 缶詰(ツナ、サーディン、魚+ミックスベジタブル など)
  • コーラ1,5g(コカ・コーラでもペプシでもない、マイナーブランドのもの)
 1〜2ユーロで手に入るもの
  • 10コ入りのクロワッサン、チョコパン(朝食用のもの)
  • 100%のフルーツジュース 1g
  • コカ・コーラ、ペプシコーラ 1,5g
  • チーズ(ブルー、カマンベール、エメンタールなどなんでも)
  • ソーセージ(日本の「サラミ」のことです)
  • サラダ(3〜4人分)
  • ワイン 1g
 意外と日本より高いもの
  • 文房具
  • 電気製品(電池も同じく)
  • カメラ関係、フィルム代、現像代など
  • ガソリン
  • タバコ

 これらは最低価格でして、もちろん高い商品もあります、2ユーロでおつりが来るソーセージもあればその10倍の価格のソーセージもあります、どんな味なんでしょう、一体?
 結論を言うと、その気になれば食費はいくらでも抑えることが出来ます。
 環境の変化はすごいですね。 日本にいたときは自販機やコンビニで500mlのペットボトルやら、牛カルビ弁当なんか買っていたのに、飲み物は割安感のある1gや1,5g、食べ物は、コンビにはないけど街角にサンドウィッチ屋があるのでサンドウィッチ(半分に切ったフランスパンにチーズ、サラミ、野菜、肉、フライドポテトなどをはさむ、だいたい3〜5ユーロ)を買ったり、自分でサンドイッチを作ったりとちょっとしたピクニック気分です。
 マクドナルドもあります。 もちろん日本と同じでセットメニューも用意されていますが、日本と違うのはビールが飲めるということです。 クルマでマクド(フランスではこう言う、関西方面と同じ)へ行き、ビックマックのセットにお飲み物はビールという具合、これがなかなかグッドです。 日本と違って個人の責任で行動するヨーロッパは飲酒運転にもあまりうるさくありません、大トラになっちゃうと話は別ですが・・・。

 ちょっと書くのが恥ずかしい話なんですが、びっくりマーク(!!!)なのが、女性の下着関係です。 街を歩いてても下着専門店がいたるところにあり、ショーウインドーをじっくり見ないまでも「うわー」とか、「うおー」とかがたくさんあります。 女性は美しく、素敵であるべき、これは言うまでもないことですよね。 で、前述の大型スーパー。 どこに行っても必ずひとつのコーナーに「うわー」とか、「うおー」とかが、ずらーっと並んでます。 さすがに手に取って値段はチェックしてませんが、それほど高価ではないと思います。

 じゃあ、自分が実際に買った物についてですが、まずは音楽CD。 世界的に有名なアーティストのものを買うとすると、だいたい16〜18ユーロ、高くて22ユーロぐらいと日本で輸入版を買うのと同じですね。 次にスポーツ用品、これはかなり安いんじゃないかと思います。 もちろんねらい目はフランス製、スキー、スノーボードでもフランス製とアメリカあたりからの輸入品では100ユーロくらいの差があります、当然日本で買うよりも安いです。 あと、スキー・スノーボード関係に関して裏技をいくつか…
  • 1月の終わりとシーズン終わりにバーゲンセールがあります。 これは万国共通ですが、スキー・スノーボードショップの数と質は日本と比べ物にならないのでこの時期でもレベルの高い買物が出来ます。
  • 有名なスキー場の街よりマイナーなスキー場の街、スキー場より麓の町の方が相場は低いです。 例を挙げると、シャモニー、ティーニュなどの有名どころの街はバーゲンだろうがシーズンオフだろうが値段はあまり下がりません。 時間をかけてショップを廻っていると、思わぬ所でお目当ての品をビックリ価格で手に入れることが出来る…かもしれないです。
  • メーカーの本社で直接購入する。 メーカーによっては直販店を設けています、しかし関係者のみ入れるのでまずは関係者の知り合いをつくり、連れて行ってもらいます。 実際に私は****の本社でスノーボード一式をシーズン前にもかかわらずビックリ価格で購入することができました。 品揃えもスキー・スノーボードから小物までなかなか充実していました。 
 まぁ、海外に来て安い店を探すほど長くいる機会ってそんなにはないですし、スノーボード買ってるバックパッカーもいないと思います。 ただ私の様にフランスの山を滑りに来てる者にとってはとても理想的な環境であることは確かですね。 あと、注意しなければいけないことがあります、フランスでは「昼休み」というのがあり、だいたい正午から2時くらいまでほとんどのお店が閉まります。 やる気のなさは世界一ですが、働く側で考えたらうらやましいです、日本でも導入して欲しいです。 更に観光地のレストランなどを除いて、ほとんどのお店が日曜日は閉まります、営業するとしても午前中だけだったりします。 郊外の大型スーパーなども同じくで、本当にどこもかしこもやっていないです。 そのかわり市場がやってたりするのですが、前述したように利用しないので貧乏旅行者は土曜日のうちに月曜日の朝までの食料を買い込み、単価の安いガソリンを入れて、週末に備えます。
 
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6.トイレに行こう!!
  さあ、おなかいっぱいにフランスの食材を食べたら、今度は消化されて出てきますよね。 次はトイレについての違いです。 もしあなたが、人の家、ホテル、レストラン、美術館などの「お金を払って利用している施設」にいればトイレの心配はありません、好きなだけ使ってください。 ここまでは日本と変わりないですよね、でも、一歩外に出てみると以外にトイレが見つからないんです。 例えばアヌシーの市街やアヌシー湖周辺のような田舎の観光地はトイレを見つけることはそんなに難しくないんですが、パリやニースなどの観光地+都市になるとトイレってなかなか見つからないです。 ないことはないんですが、有料だったりします。 この有料トイレ、私は初めてパリに行った時に初めて見たんですが、個室と呼ぶにはちょっと大きすぎる大きさで、歩道の片隅にでーん、とあります。 料金は0,3ユーロ、これを高いとするか安いとするかはその時の自分の状態によります(笑)。 実際利用してみると、まず、お金を入れると自動的に扉が開きます、中に入ると扉が閉まります、トイレは使うごとにしっかり洗浄されるので清潔です、もちろん手を洗う所、トイレットペーパー、ゴミ箱も備えられています。 入ってから注意しなければいけないのが、カギが自動的にかかり外側は「使用中」が表示されます。 けど、内側の扉のレバーがなぜか2つあり、カギかな?と思ってレバーに手をやると、おもむろに扉が開き始めます。 機械仕掛けなのでゆっくり最後まで開きます、ズボンを降ろした後だったりすると…パニックに陥るかもしれませんから注意してくださいね。
 次に便器についていくつか。 男性用やいわゆる洋式トイレのカタチは同じです、ただ「あなた達だって届かないでしょ?」と思うくらい位置の高い便器も時々ありますが、外国でこれはよくあることですよね。 ちょっと?なのが洋式トイレに便座がないことがあります、壊されたのか、もともとないのかは判りません。 でも、みなさん座ってるのか中腰でしてるのか、これは大きなギモンです。 私も中腰でふんばってみましたが、しばらくすると太モモがプルプルしてきてトイレに集中できません、フランスがサッカーのワールドカップで優勝したのはこの毎日の鍛練の成果か!・・・って、そんなわけないか。 で、結局トイレットペーパーでキレイに拭いてから座っちゃいました。
 実はフランスにはいわゆる「和式」タイプのトイレもあるんです。 カタチは日本の和式トイレから「金隠し」を切り取った感じです。 で、またまたギモンが…、日本の和式はおおかた進行方向にしゃがみますが、フランスはどうなのか。 フランスのそれは足を置く所が決まっています、まずは進行方向にしゃがんでみました。 ・・・オシリが便器からはみ出てています、逆でした。 入ってきて、回れ右をして、しゃがむようです、そうするとちょうどオシリの真下が排水の穴になりました。 このフランス和式トイレ、日本ではお目にかかれないカタチのはずです、希望があれば画像を撮ってきますよ。
 「トイレ」文化の違いはまだ続きます。 フランス人にはトイレの後、手を洗う習慣がないかもしれません、根拠は手洗い場のないトイレが多い、あったとしてもみなさん手を洗わないで出て行く、ということです。 まぁ、いいでしょう、ひょっとしたら私が間違ってるかもしれませんもんね。 ときどきトイレットペーパーもなかったりします、あ、これは盗まれちゃうからか…。

 最後にトイレの裏技です、ここに行けばトイレを使えます。
  • ショッピングセンター(買い物のページで書いたところ) ただ中規模以下になるとなかったりします。 見分け方はスーパー単体(ない)か、複合施設(ある)かです。
  • 高速道路の入り口、ゲートをくぐる前 クルマが必要ですが…
  • 観光地 海、山、湖なんでも。 ただ高級リゾート地や、都市に近かったりすると有料しかないです
  • スキー場 ごくまれに有料あり
  • デパートのようなちょっと高級なところになると有料になります。 トイレ係のおばちゃんがいて見逃すことなく全ての人から徴収していきます。
 街なかにいる時はカフェテリアやファストフードの店など使います。 マクドナルドなんかはレジが混んでいるときは全然気付かれません。 ただ、店によっては入るときに専用のコインや暗証番号を店員から貰わなければならなかったりします。 でも、トイレ入るためにコーヒー飲むなんてセコいこと言ってないで、もっとカフェでの時間を楽しむくらいの余裕を持ちたいですね。
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7.便利なもの(1) カルトブルー
 その名の通り青いカードです。 銀行や郵便局に口座を開くと貰えます、このカードがあれば買物などの際、直接現金のやりとりをしないで済みます、おサイフいらずというわけです。 また、キャッシュカードとしても使えます、フランスでは銀行・郵便局などは関係なく、どこでも24時間キャッシュディスペンサーからの引き出しが可能です。 私のカードはフランス国内専用ですが、VISA・MASTER各カードを付けると海外でも使えるようになります。 また、1週間に使える額が(これまた私の場合)500ユーロと決まっており、使いすぎや盗難への配慮がなされています。
 では、大きな買物などはどうしているかというと、みなさん小切手を使ったり、私の場合は日本で使用していたクレジットカード(買った物に対して保険がかけられる)を併用したりしてます。 フランスでは現金を持ち歩くことは非常にキケンなので小切手やカードが一般的です。 カルトブルーも小切手も慣れるとなかなか便利だなって思うようになりました。

 ところで、このカルトブルー、口座を開くと約2週間で手元に届き、その後すぐにカードの暗証番号(これがないとカードをカードとして使えない)が送られてくるらしいのですが、私の場合、いろいろな事情が重なり、カードが届くのに3ヵ月、暗証番号が判るまで更に2ヵ月かかりました。 郵便局で口座を開いたのですが、フランス人の友人曰く「郵便局なんてそんなものだよ」と言われました、銀行の方がトラブルは少ない(ないわけではない)ようですね。 では、それまでお金の管理はどうしていたかというと、直接郵便局の窓口へ行き、現金を下ろしていました。 郵便局はどこの町にもあるのでその点では不便ではありませんでしたが、今はわざわざ郵便局へ行き、長い行列に並ぶ手間も高額の現金を持ち歩く必要もなくなり楽になりました。
カルトブルー
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8.便利なもの(2) カルトロワズィール
 スキー・スノーボードをする人にとってはとってもありがたいカードです。 基本的にフランスに住所があって年会費(36ユーロ)を払えば手に入ります。 このカードは「スキーを含む各種の余暇をお得に楽しむ」及び「スポーツ傷害保険」のためのカードなのですが、特典のひとつとしてリフトパスが割引になります。 例を挙げると・・・
  • ラ・クルーザ:24.5→19.5
  • シャモニ・グランモンテ:32.0→27.2
  • ラ・プラーニュ:35.0→23.0
  • レ・ザルク:34.5→27.6
  • クーシュベル:31.0→26.0
  • メリベル:26.5→20.5
  • ティーニュ&ヴァルディゼール:35.0→28.5
  • ヴァルトランス:30.0→24.0
  • レ・2アルプ:31.0→23.5
  • ラ・ジエータ:14.33→12.04           (単位:ユーロ/1日)

 フランス中のスキー場はもとより、一部のアンドラのスキー場でも利用可能というのがすごいです。 ただでさえ日本よりリフトパスが安いのに更に安くなってしまいます。 ただ、この恩恵にあずかることが出来るのはフランスに住んでいる人のみみたいです、年会費も取られます、けどたくさんスキー場に行き、かつお金がない人にはお得なカードです。 さすが、ヴァカンス大好きなフランスだけのことはあります。 日本にもこういったシステム導入されないかな?
雪山遊びの強い味方
カルトロワズィール
つづく。
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